2019年秋ドラマ 初回感想集

2011年のドラマ『家政婦のミタ』第1話を見てから「ドラマって面白いやん」と気づき、
加えてTVerという見逃し配信アプリでスマホで好きな時に誰にも邪魔されずに一人で視聴できる環境も手伝い、今やすっかりドラママニアになっている。


毎年秋クールは、在宅率が高いからか各局気合をいれたとっておきの作品を出してくるらしい。
そんな事を考えるようになるほどドラマ大好きDNAは細胞分裂して年々増殖している。

とりあえず、第1話がポンポン配信され始めたので時間の許す限り第1話を観て、僭越ながら感想を述べていきたい。
『シャーロック 』
月9の作品。ディーンフジオカとEXILE系の岩なんとかさんがバディとして活躍する推理モノ。
岩なんとかさんは不勉強で名前が出てこないが、『砂の塔』の黒幕だったということはハッキリ覚えている。

話している人物と監視カメラの映像を重ねて画面に出したり、少々斬新で難解な演出で全て理解できていないが、なんだか飄々としていてポヤンとしたディーン様のキャラクターをヒジョーに制作陣がわかってるなという感じがする。
『モンテクリスト伯』で盛り上がったテルミーワーイタイムを彷彿とさせる歌も流れ、ツッコミ要素も多々あるので今後も楽しみに視聴したい。

『まだ結婚できない男』

13年前の前作を凄く大事にしている様子が、前作を見ていない私にも好印象。
こういうめんどくさい人大好きだ。実際にいたらもちろん適度な距離をおきたいが。

コンビニの店員が外国人だったり、音声認識の家電を使っていたり、現代っぽさもしっかり取り入れつつ、こちらも今後も楽しみな作品。




『同期のサクラ』

これはミタを書いた脚本家、遊川和彦さんが手がけるドラマだ。ミタもそうだが『過保護のカホコ』や『ハケン占い師アタル 』も大好きだったので、サクラもとても楽しみにしている。

謎多き個性派主人公を取り巻く、温かい人間ドラマを今作にも期待しているのだが、今作は1話1年進行。物語は10年後、サクラが病室で意識不明になっている状態から始まる。

もうこの設定だけでワクワクする。
高畑充希ちゃんの演技も声も大好きだし、イケメンマッケンユウはどう発音したらいいか未だにわからないところが好きだし、若者5人がメインキャストっていうところが最高に好き。

『リカ』

大人の土ドラ枠のサイコスリラー?ホラー?とにかくやべぇ女リカが想いを寄せる医師のためにやべぇ事をしまくるお話。
2話で、意中の医師と2人だけの秘密を作るために、手術後のおじいさんの体内にペアンを入れて医師のミスを捏造するっていう展開がもう私には刺激が強すぎて、視聴しようか迷っている。
でも凄く面白い。とんでもない事をやらかしまくる主人公が見ていてとても興味深い。

原作が小説なので、とりあえず小説の結末を調べて初見ショックを少なくした状態で視聴すればダメージも軽減されるのではないかと思い、原作をググったが、文字情報だけでも十分すぎるほどショッキングな展開なので、本当に夜中には見られない。
かといって夕飯の準備中に見るのもちょっと晩ご飯のクオリティがさらに下がりそうなので悩ましいところ。

『俺の話は長い』

30分2話構成の気軽に見られる会話ドラマ。
高圧的に喋る小池栄子になんだか他人とは思えないシンパシーを感じるので、今後も見守っていきたい。


『チート 』

ここから先は途中でリタイアしようかなぁと思っている。
『コンフィデンスマンJP』のような雰囲気を目指しているのかどうかわからないが、演者と役が噛み合ってないような気がする。『監察医朝顔』で私の中で株価急上昇中の風間俊介ですら薄寒く、イマイチ作品世界に入り込めない。
本田翼ちゃんはもっと能天気でバカっぽくて、できればボクっこ属性なんかがついた役をすれば凄く似合いそうな気がする。


『ニッポンノワール』

一世を風靡した『3年A組』や『あなたの番です』の要素を引き継いでますかのような宣伝で、とりあえず見てみようかと視聴してみたが、やはり刑事ドラマは自分にはハマらず。
暴力だったり男臭さだったりハイテンションキャラや説教じみたセリフだったり無意味に雨に打たれるシーンだったり、流行語狙ってます的なセリフだったり、苦手な要素が多かったかな。


『4分間のマリーゴールド』

もっと時間があれば多分継続して見てるドラマ。ありそう。映画とか漫画とかでありそう(実際に漫画でした)。福士蒼汰くんは最近こんな役(大人しい)ばっかりだな〜とか、スラリとした長身の菜々緒ちゃんが座ったら恐ろしいほど座高が低くなってどんだけ足長いねんというツッコミに頭が占領されて内容が全然入ってこない。
菜々緒ちゃんと犬ってめちゃめちゃベストマッチ。



最後に、最近気づいた
個人的な良ドラマの判断指標を綴っておく 

●オリジナル脚本であること
結末を誰も知らないって大事だと思う。
Twitterで今後の展開予想を探すのも凄く楽しい。
『カルテット』とか毎週考察を読むのがとても楽しかった。

●ヒキがいいこと
最後の5分で続きが気になるゥ〜!という状態にさせられるドラマは良作が多い。気がする。

●棒読みの演者が少ないこと
要は演技派の役者が揃っていること。
小学校の学芸会で棒読みすぎて先生に呆れられた私が言うのもおかしな話だが、腹から声が出ていない喋り方をする演者さんはあまり好きではない。

●BGMにストリングスを多用していないこと
大人気シリーズ作品や、感動させようとしている作品のドラマBGMは、要所要所でやたらストリングスの音色がする。ドラマティックにはなるが、「ハイここ泣くところですよ〜」と安易な感動を強制されている気分になるのでイマイチのれない事が多い。

●作業しながらでも話が追えること
朝ドラなんかは、ナレーションも入れたりしてこういう作りにしているらしいが、その場に適した劇伴が使われていたり、ある意味テンプレートにのっとったストーリー展開をしていたり、セリフが聞き取りやすかったり視聴者に寄り添った作りになっていること。
近年では『ぎぼむす』がコレに当てはまっていた。
私は夕飯を作りながらスマホでドラマを見ることが多いので、ここはかなり大事な要素だ。



なぜこんなに年々ドラマに熱くなっていくのか自分でもさっぱりわからないのだが、旬の俳優を知るきっかけにもなるし、イラストの構図とかの参考にもなるような気がするし、邦楽新曲に詳しくなるし、現実逃避にもなる。
メリットは数あれど、1番は「来週が楽しみになる」ってことだと思う。

毎日がルーティンだらけなので、ドラマとココナラでのイラスト活動は本当に私の生き甲斐になっている。

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